“ようこそ 岡山へ!”
 
2020-11-25 (2)
 
 付欣田  入団!
 初の外国籍選手
 ~高さ生かした速攻
 
岡山シーガルズに、中国・大連市出身
のセンター付欣田(ふ しんてん)。企業
チームからクラブ化した1999年以降で、
外国籍選手が加わるのは初めて。
チーム最長身となる187センチを誇る
19才は即戦力として期待され、「高さ
を生かした速攻で勝利に貢献したい。」
と話す。
 
小学3年で競技を始めた付欣田は中学
3年で「日本文化を学びたい。」と親元
を離れて留学。東京の北沢中を経て
入学した強豪の共栄学園高で1年から
主力として活躍し、3年時には全国高校
総体で準優勝、全日本高校選手権で4強
入りし、それぞれベスト6に選ばれた。
打点の高い速攻や移動攻撃が武器で、
ブロックのセンスもある。
19
 
今春、三重県の鈴鹿大に進学したが
「日本の緻密なバレーを学び、吸収
できればもっとうまくなれる。」と高い
レベルを求め、何のつてもなかった
シーガルズに電話して売り込んだと
いう。9月にチーム練習に参加して入団
を認められた。河本監督は「うまくなり
たいという貪欲な姿勢に引かれた。あの
高さは大きな武器になり得る。」と話す。
 
大学を中退し、既にチームに合流して
おり、独学で身につけた流ちょうな日本
語でチームメートやスタッフと積極的に
コミュニケーションを取る明るい性格。
ハードな練習メニューを精力的にこなし
指揮官の厳しい指導にも「河本監督は
面白い人。指導法も新鮮。」と話し、
チームに新風を吹き込んでいる。
 
シーガルズを選んだのは、中国にいた
頃から憧れだった日本代表セッター
宮下の存在が大きい。「元々アタッカー
なのに、あんなにきれいなトスを上げ、
相手を惑わせられる。一緒にプレー
出来すごく嬉しい」。将来は日本国籍
を取得し、同じ日本代表として戦うこと
が夢という。
18 - コピー
 
シーガルズは外国人選手に頼らない
コンビバレーを磨き、国内トップクラス
の実力チームとなった。今季もV1の12
チームで唯一外国人不在で、新戦力の
加入は大きな補強となりそうだ。近く
選手登録し、早ければ年明けにも
デビューさせる。(山陽新聞より抜粋)
※ちなみに大連はココ↓
dairen_map2
 
これで内定選手は早くも2人。島田商
 の松本舞佳選手と共栄学園の付欣田
 選手。空いている背番号は、1・2・
 7・24・29と32以上ですが。
 
     *
 

河本監督の奇策
 ~21日久光戦SET5
2020-11-25 (1)
 
 わっきーさん(どこかのアナリスト)
 の動画を見ていたのですが、テーマ
 は、東レの強さとKUROBEの好調
 さでした。けれど、金田選手や岡山
 の話題が出てきまして、その中で、
 今頃になって気付いたことがあり
 ました。
 
 それは、久光戦のSET5でとった
 河本監督の奇策です。このSET、
 何とフロントオーダーにしたんです
 ね。SET1~SET4までは、バック
 オーダーでした(現在の主流はバック
 オーダーだと思います。)
 
 バックオーダーと言うのは、後衛で
 左からレフト・センター・セッター
 (またはライト)と並ぶオーダーです。
 上の図で言いますと、左から吉岡・
 及川・宇賀神ですね。
 対して、フロントオーダーでは、
 前衛時に左からレフト・センター・
 セッター(またはライト)の順になり
 ます。突然のフロントオーダーに、
 久光ブロッカー陣・レシーブ陣も
 戸惑ったことでしょうね。
 
 因みに、バックオーダーの良さと言う
 のはレフトとライトの入れ替わりが
 少なくなると言うことと、ディフェンス
 からオフェンスに移る際の動線が
 難しくないと言うことらしいです。
 
 この試合のSET5の場合は、すぐに
 サーブ権を取って、前衛は左から渡邊・
 古川・及川となりました。(その時は
 レセプに入っていなかった)渡邊選手
 が左から右へ移動するのは比較的簡単
 ですが、バックオーダーにしていれば
 古川選手はライト(レセプ)からレフト
 に回らなければなりません。
 
 このオーダーの良さを活かして、SET5
 序盤は渡邊・及川でひっかき回し、
 久光がさらに浮足だったところで、
 レフトから古川選手がガツンとという
 展開でした。恐るべし河本監督。
 
 石川・金田・林選手は褒めていました
 ね。石川選手は、フローターからドラ
 イブのかかったスピードのあるサーブ
 に変えた点、ストレートと見せかけて
 の強打クロス。金田・林選手について
 は、アタックコースの広さ、コート外
 を狙ったアタックなどに言及されて
 いました。確かに、下図のような
 コースが得意ですね、金田選手は。
2020-11-25
 
 余談になりますが、気になっている
 久光の今季の選手の起用法。時には
 石井や岩坂を敢えて下げて、中川・
 濱松・白澤らを使ってますよね。
 これは、来季への布石なんでしょうね。
 つまり、何人かの引退(あるいは移籍を
 含む)を見越しているんではないかと。
 MBの平山(リハビリ中)・荒木選手など
 も早く使いたいんでしょうね。
 
DSC01095
 KUROBEが好調ですね。わっきーさん
 も言っておられましたが、リー選手が
 OPに配置されて波に乗ってきたよう
 です。OPと言っても、レフトから打つ
 ことが多く、間橋・舛田選手のライト
 からの攻撃もシャープですね。
 
  ◇  ◇  ◇
 

全日本中学選抜オーストラリア遠征
2020.3月(ドキュメンタリー)

 
アンダー世代も確実に成長している
 んですね。オーストラリアU16・U21
 相手に全試合ストレート勝ちでした。
 この子たち、どの高校に進んだので
 しょう?  

  ◇  ◇  ◇
 

【記録室】
2020-11-25 (7)
 
 V2女子総得点
2020-11-25 (8)
 
ブレス浜松を引っ張っているのは
 この2選手でしたか。中野選手は、
 日体大出身の1年目。アンダーカテ
 ゴリーでは日本代表として経験を
 積んでいる選手ですよね。張選手、
 今季も調子良さげですね、ブロックの
 方はさほど伸びていないようですが。
 A決定率では、安福若菜・鈴木日葵の
 群馬銀行組がワン・ツー。