
“黒鷲旗で優勝狙う!”
今季、最後の公式戦
(山陽新聞 4/29)
黒鷲旗全日本男女選抜大会は、
5月1日、大阪市中央体育館で開幕し、
岡山シーガルズは今季最後の公式戦に
臨む。先のV・プレミアリーグは過去
最高の2位と躍進。優勝候補に挙がる
今大会は、2005年の準優勝を越える
初の栄冠獲得に挑む。

プレミアリーグ終了から2週間。歓喜に
浸る間もなく、選手たちはブロックと連動
した組織的な守備など、攻守の連携を
磨く。テーマは、
『リーグでやり残した課題の克服』。
久光製薬に1-3で敗れた優勝決定戦
は、各セット中盤まで競い合いながら、
「少ないチャンスをものにできず、流れを
失った。」と、河本監督は振り返る。
その打開策として力を入れるのが
バックアタックだ。今季の打数はリーグ
最少の78歩本。反省を踏まえ、ラリーを
想定した実践練習で、栗原・福田の両
エースや佐々木萌らが積極的に
打ち込む。
昨秋、デンソーから移籍したセッター
熊谷は、
「バックアタックで攻撃の幅が広がれば、
相手は確実に迷う。」
自身は移籍規定によりリーグ戦には
出場できなかったが、今大会でようやく
デビューする予定。
「久々の実戦に不安もあるが、日本一に
こだわる。」と、強い決意をにじませる。

世界クラブ選手権に臨んだ久光製薬を
除くプレミアリーグ7、チャレンジリーグ4、
大学3、高校2の計16チームが出場。
4組に分かれた予選リーグの各組上位
2チームが決勝トーナメントに進む。
予選リーグB組のシーガルズは、
プレミア8位のパイオニア、チャレンジ4
位のKUROBE、昨年の全日本大学
選手権2位の青山学院大と対戦。
順当に勝ち上がれば、決勝トーナメント
1回戦で、今季何度も激闘を演じた
東レか、チャレンジ1位のデンソーとの
対戦が予想され、新たな攻撃スタイルを
試す格好の相手となる。

(それいけマイさんの画像)
決勝まで6連戦の過酷な日程となるが、
主将の山口は、
「チーム一丸となり、総力戦で勝ちぬく。」
と、意気込む。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
2013 黒鷲旗
岡野選手から 宮下選手へ
“ラスト トス!”
覚えていますか?
岡野選手の現役最後のトスを。

それは、
2013.5.4
黒鷲旗 準々決勝
VS JTの第3セットでした。
岡山 19ー24 JTとなった
ところで、
岡野弘子選手が
村田選手に代わって
コートに入りました。
シーガルズは、こういう
布陣でした。
福田 宮下 川島
丸山 岡野 佐々木萌
ここで、岡野選手は
宮下選手へのトス。
ダイレクトで戻ってきた
ボールを、もう一度
宮下選手へトスをあげます。
宮下選手のスパイクは、
サイドラインぎりぎりの
ところで
惜しくもアウトと
なってしまいましたが、

『後はすべてあなたに
託しましたよ』
というメッセージが込められた
“ラスト トス”
だったのです。
宮下選手は、
このトスのことを思い出しながら
2014 黒鷲旗のトスを
上げるのではないでしょうか。

いよいよ、明日開幕です!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
岡野弘子 → 宮下遥



2013.5.4





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